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「現代から未来へ」
佐 藤 悟 郎
私は、一体、何を物語として語ればよいのだろうか。現代に物語ることはないのだろうか。また、未来に物語ることはないのだろうか。物語るべきことは、現代のことであり、未来のことであるはずである。現代に生きる私としては、当然のことのように思う。
現代の物語は、現代の姿であるはず。しかし、精神的なことは、過去とは幾らも変わっていないように思う。多くの現代人の心を語り、現代から見た未来のことを語らなければならない。
未来は、美しく語られるべきであり、美しく創造されるべきである。私達は、未来を誤ったもの、悪しきものに向かって創造してはならない。現代の持つ弱点、それを良く見つめなければならない。個人のことであれ、集団のことであれ、それを良く見つめなければならない。
現代から未来への軌跡、それをより良い方向へと想像していくことが大切である。人間の持つ問題を、一つひとつ解決してゆかなければならない。
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