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「秋晴れ」 山古志中学校池谷分校一年生

 

 

 

 

 以下は、昭和四十年十月二十七日収録です。


「秋晴れ」  

秋なれば
天晴れ晴れ
日本晴れ

「初雪」  

初雪や
かかがたまげて
かぶなとり
初雪さむし

「秋」  

秋の山
赤 青 黄
美しい
秋の朝
霜で真っ白
寒そうだ

「トンボ」  

秋の空
トンボとんでる
ひらひらと
かわいらしいな

「赤い羽根」  

赤い羽根
1人ひとりが
苦しい人に
協力

「落ち葉」  

秋の庭
落ち葉散るちる
葉げいとう
コオロギが鳴く

「秋の山」 

秋の山
いろとりどりに
そまってて
美しい山

「薄の穂」  

すすきのほ
風にゆらゆら
ゆれている
もうすぐ冬だ

「稲上げ」  

ぼくの家
秋だといって
稲あげた

「林」  

山林の
木の葉が落ちて
山道に
しかれてる
歩く音が
しりしりと
泣いているようだ

「猫の子」  

猫はいい
小さいときは
かわいらしくて
とてもいい
親猫は
子のえさを
とってくる
親猫は
えらいと思う

「ごろぶい」  

汗かきながら
せっせっと
ごろぶう母
あついだろう
窓ガラスから
外をみる
あつくるしそう
秋の山

「秋の山」  

秋の山
赤黄緑の
いろいろな
葉っぱがならぶ
青空や
青くそまった
広い空
向こうに見える
山々や
うっすらかすむ
遠くの山よ

「秋」  

柿の木も
柿は赤くて
食べられる
秋の木や
もうすぐ赤く
なってくる
秋の山
赤や黄で
きれいだな
秋の朝
寒い寒いと
声かける
松の木も
もう枯れている
こまったな

「室」  

新しい
勉強べや
うれしくて
たまらないわい

「秋の山」  

秋の山
いろとりどりに
ふわふわと
赤 青 黄色

「海」  

見てみれば
あたり一面
水の原
向こうはとおい

「秋の山」  

色とりどりの
秋の山は
秋ならではの
こうけいだ

「ぼつ拾い」  

ぼつ拾い
大雨ふって
帰ったら
だんだん晴れた

「秋の山」

きたないもみじ
山々に

「秋」  

秋晴れや
いつ見ても
秋の空
秋の葉や
だんだん赤く
落ちていく
秋の木々
いろとりどりに
なっていく

「秋」  

秋の山
葉が赤黄
もう秋だ
朝起きて
冷たい水で
顔洗う

「秋」  

秋の空
とんぼスイスイ
飛びまわる
秋の山
赤青黄色
きれいだな
秋林
落ち葉の音も
さみしそう
秋の山
もうすぐはだか
寒いだろう
ススキのほ
おいでおいでと
雪を呼ぶ
柿もぎや
一番先に
もぎて食う

「流れ」  

川の中
木の葉一枚
しずみそう

「きのことり」  

きのことり
ここにもあった
ねずみたけ
まだまだあるぞ